作文コンクール

 作文コンクールは、1995年秋に第1回が開催されてから、毎年秋に開催されています。
 主に青少年を参加対象にしていますが、年齢制限は設定されていません。

 作文のテーマとしては、その年に話題になった社会問題から提案されることが多く、2004年のテーマは「仏教がインド文化に与えた影響」で、9月20日に募集を締め切りました。
 これから仏教と文化の関係者が審査をして、1・2・3位を発表します。

 審査員の中には、僧侶で、パーリ語(原始仏教に使用されている言語)博士のギャンディープ師や、5年ほど前に銀行を退職され、青年時から文化活動に力を入れて、何冊か本を出版されているタラチャンド・カンデカル氏もおられます。

 コンクールを始めた当時は100人以上の応募者がありましたが、今年の応募者は30人でした。しかし、現在の応募者は修士課程で勉強をしている人や理科系の大学生などで、作文も質の高いものばかりです。

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左側のページは書類、右側は手書きの作文
 写真は、ある学生が送って来た作文の用紙です。右の手書きページは当然彼の作文ですが、左の印刷されている方はどこかの公立事務所の使い終わった書類だ とわかるものです。
 今まで自分の思いを書きたくとも表現の場がなかった彼ですが、今度、パンニャ・メッタ・サンガの作文コンクールでその場を得たのでしょう。でも、作文を書く紙がなかったので、事務所が捨てた紙を入手して、その裏側に書いてきたのです。
 もし、このコンクールが1円でも参加費を取る有料のものだったなら、彼は生涯自分の意見を述べる場がなかったでしょう。