図  書  館

 パンニャ・メッタ図書館は、読み書きができない人をなくす取り込みとして、1995年4月14日にポーニ市内に「マハサマディ図書館」の名称で開館し、無料図書館として地域住民の役に立っていました。
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図書館の入口
 開館数年後、利用者の増加に伴い、新たに民家を買い取って移転。「図書館法人」の資格を収得したのに伴い、「パンニャ・メッタ図書館」と改名しました。
 インド共和国は、字の読めない成人のために、6ヶ月スパンで全国各地において識字学級を開いて識字向上に努めていて、成果もあげています。しかし、学級に通う多くの人達はその日暮しで、新聞・雑誌。書籍を購入できるはずもなく、せっかく覚えた文字も短期間に忘れてしまいます。文を読めないことが精神向上を妨げることは言うまでもなく、労働上も、文字が読めないために賃金をごまかされることも多々あります。
 毎日100人以上の人たちがパンニャ・メッタ図書館を利用していますが、8割以上がこのような立場の人たちで、地域に大きな貢献をしています。
 図書館には5000冊以上の蔵書がありますが、本を読むために来館するより、新聞を読むために来ている人たちが多くおられます。
 この図書館のもう一つ大きな特徴は、経済的、社会的に弱い立場にある学生達のための勉強への環境作りです。学校に在籍はしているものの教材も思うように購入できず、家には電気も来ていないため思うように勉強がはかどらない学生のために、多くの教材をそろえ、図書館内の電気のある1部屋を24時間開放して、随時勉強できるようにしています。



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倒壊した図書館跡
 このような成果をあげていた図書館でしたが、2001〜2002年の大雨により雨漏りし、部分的倒壊に倒壊して使用不可能に近い状態になってしまいました。そして、2003年4月にやむなく壊して更地にしました。
 現在、天台宗一隅を照らす運動総本部に再建のご支援をお願いしていて、2003年には新しい図書館の設計図も完成するなどその準備も整っています。
 2005年2月8日に大本堂の地鎮祭を執り行うのに併せて、当図書館の地鎮祭も執行する計画で、これらの行事にPM学園体育館の落成式を併せて、PMJからも参拝団を組織したいと考えています。