インド人天台僧サンガ氏へ一層の支援を呼び掛ける
京都で「禅定林感謝の集い」   


 天台宗海外寺院、イン ド禅定林の住職に6月に 就任したサンガラトナ法 天マナケ氏が現況報告と 支援者へ感謝の意を伝え るため、「インド禅定林 感謝の築い」が5日午 後、京都市山科区のホテ ルで開かれた。サンガ氏 は集いに駆けつけた支援 者約200人に謝辞を述 べ、仏道と教育・福祉支 援等の活動になお精進す ることを誓った。
 集いでは、サンガ氏へ の一層の支援が訴えられ た。同氏が理事長を務め るパンニャメッタ協会日 本委員会事務局長の谷晃 昭氏は、9歳で来日して 比叡山で15年修行した 後、母国インドで教育・ 福祉活動等を実践するサ ンガ氏の活動を紹介し、 「一層ご慈愛の眼差しで 見守っていただければあ りがたい」と挨拶。
 森川宏映毘沙門堂門跡 門主、西郊良光天台宗宗 務総長、叡南覚範延暦寺 一山建立院住職はそれぞ れサンガ氏の志や実践を 称え、禅定林大本堂建立 への支援を呼び掛けた。 所用で参列できなかった 師の堀沢祖門叡山学院院 長もビデオで登場、「サン ガ一人では孤立してしま います」と支援を訴えた。
 サイパンと青少年の交 流事業を26年間継続する 栢木寛照三宝莚国際交流 協会理事長も「サンガ氏 が大本堂を建立してもそ の後が心配。良く支えて いくことが大事」と訴え た。
 サンガ氏からは、これ まで支援を受けた「大阪 サンガの会」「清水寺ネッ トワーク」「天台宗一隅を 照らす運動総本部」など 30団体の代表へ感謝状が 手渡された。
 最後にサンガ氏は「幅 広い活動を展開できるの も多くの皆様のご厚情な くしてはできませんでし た」と謝辞を 述べた上、「宗 祖伝教大師様 のご教示、一 隅を照らす精 神が実践でき ますよう今後 一層仏道、パ ンニャメッタ サンガの活動 に精進を重ね る所存」と誓 っていた。
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