インド禅定林大本堂が着工  建設支援金の日録贈呈も
   


 インドを拠点に活動するサンガラトナ・法天・マナケ師が住職を務める禅定林大本堂の地鎮祭と、サンガ師が代表を務めるパン二ヤ・メッタ・サンガ(PMS)が運営する図書館の地鎮祭が、2月8日、インド・バンダラ県ポー二市ルヤード村で厳修された。

 今回の地鎮祭には天台宗から、西郊良光宗務総長、森定慈芳延暦寺執行、壬生照道一隅を照らす運動総本部長ら関係者多数が出席。禅定林大本堂地鎮法要は3万人に及ぶインド人仏教徒の見守る中、西郊宗務総長を大導師に執り行われた。地鎮作法、穴中作法など法要が進められた後、歓迎式典において西郊宗務総長より大本堂建設支援金3千万円の目録がサンガ師に手渡された。
 この大本堂は開宗1200年慶讃大法会の記念事業として行われるもので、インドでの大乗仏教の一大道場として、インド仏教徒の精神的象徴、世界平和の祈りの場とされる。
 また同日、パンニヤ・メッタ図書館の地鎮祭が壬生一隅を照らす運動総本部長を大導師として行われ、サンガ師の育ての親である堀澤祖門師(延暦寺一山泰門庵住職)が鍬入れを行った。この図書館は教材も買えず、家に電気もないため学習が出来ない最下層の児童達のために無料開放されていたが、数年来の大雨のため半壊、活動も休止状態となっていた。そのため、PMSから要請を受けた一隅を照らす運動総本部が平成15年度より支援を続け、この度の建設復興につながったもの。今回法要後の歓迎式典においてもパンニヤ・メッタ子どもの家並びに図書館に対する支援金が贈呈されている。図書館は2006年2月完成予定となっている。
 なお、前日7日にはパンニヤ・メッタ学園の増築・体育館落成式が河野憲俊南総教区宗務所長を導師に執り行われた。この体育館は南総教区が建設支援していたもので、1年前に着工しており、このたびの竣工となったもの。
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