禅定林の東、約50キロのゴタンガオン村には1970年代初頭からチベットからの難民が住んでおり、隣接して二つの村がありますが、両方あわせて1200人が農業を中心に生活をしています。僧侶(ラマ)も30人ほどおり、私の友人知人もたくさんいます。時間ができると私が彼らの村に行ったり、彼らはダライラマが拠点にしているダラムサーラに行くのも、仏跡に行くのもナグプール経由で行くのでよくパンニャ・メッタ・サンガ本部に来ます。今朝も南インド、マイソールにあるチベット仏教の大寺を巡礼、ストラップ状になっているお守りをもって会いにきました。私の方も日本で購入した般若心経に対するダライラマの法話のDVDを渡そうと用意していたのを、一緒に見ようと再生したのですが、最初の数分景色が映ってる間は、ともに来た友人とラサかな、ラダックかなとにこやかに見ていたのが、ダライラマの顔が映ったとたん合掌をし、頭をたれ礼拝しました。その姿は強制的でもなく、しなければいけないという脅迫的なものでもなく、本当に自然に湧き出た姿でした。信仰をもつ人の美しい姿を見た気がしました。
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2007年1月16日(火)
No.34
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