パンニャ・メッタ協会について

 パンニャ・メッタ協会は、パンニャ・メッタ・サンガ(PMS)とそれを支援する日本側の団体 パンニャ・メッタ協会日本委員会(PMJ)及び若い人たちによるサポーター団体 パンニャ・メッタ協会青年部会(PMY)によって組織されています。
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 パンニャ・メッタ・サンガは、1982年にインド政府より認定された宗教社会法人で、インド・ナグプールを中心に、宗教・福祉・教育・医療・生活の支援活動を行っています。

 ナグプールはインド中部のデカン高原のある大都市で、その昔、お釈迦さまの弟子たちが住んでいたり、大乗仏教発祥の地であるなど、仏教と大変縁の深い町です。
 近世には、インドの政治家で不可触民解放運動の指導者アンベドカル氏が、平等を教える仏教に集団改宗し、新仏教運動の口火をきった町としても知られています。
 また、ナグプールは、たくさんの出稼ぎ労働者とその家族がやってくる町でもあります。
 そんなナグプールを中心に、パンニャ・メッタ・サンガは活動を続けています。

 パンニャは「智慧」、メッタは「慈悲」、サンガは「修行する僧たちの集団」を意味する、インドの言葉です。
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乾ききった荒野で布教活動をするサンガ師
 パンニャ・メッタ・サンガの活動は、9歳で比叡山延暦寺に留学し1985年に帰国した、サンガラトナ・マケナ師を中心として展開されています。

 サンガラトナ・マケナ師は、1962年ナグプールで生まれました。
 両親は熱心な仏教徒で、1971年、9歳の時、インド仏教再生の使命を果たす大乗仏教の僧侶になるために比叡山延暦寺に留学。坂本小学校、比叡山中学・高校などを経、延暦寺で百日回峰行などの修行も積んで、1985年に帰国しました。
 そして、「禅定林」という仏教実践の拠点施設を設け、またその活動の一環として孤児院「パンニャ・メッタ子どもの家」を建設するなど、貧しい子どもたちに生活の安定と仏
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禅定林仮本堂落慶法要の参列者
教的情操教育を与えるなど、将来のインド社会に貢献できる人材の育成活動を始めました。
 今、その活動は多くの人の賛同を得て多岐にわたるように発展し、大きな信頼を得ています。

 このホームページは、この活動を日本の多くの人々に知っていただくために、パンニャ・メッタ協会が制作しています。