大本堂に安置の、本尊様の赤砂岩を台座に安置するために50トン以上のクレーンが必要で探したところナグプールには一台しかなく、3日前に持ち主と下見に行く約束をしたのですが、約束の時間になってもなしのつぶて。真っ暗になってどうにもならないような時間帯にこれから行きましょうかとの電話。暗闇で下見ができるはずがなく断ると。私はちゃんと約束を守った、断ったのはあなたの方。持ち主の心理状態はこのように移り変わります。こちらの気分や持ち主の心理状態はともかく、当日は禅定林に行けず、昨日行きました。朝10時の約束が3時に来ても、悪びれたところは微塵もない。まあ3時に出れたら明るいうちに到着できるから良しとするか。30分ほど走ると持ち主の知人から携帯に電話がかかり、今ポーニに行く途中、夕方に会いましょうと電話は切れた。今3時半、これから1時間半かけて5時に現場到着。どう見積もっても下見に1時間はかかる。6時に禅定林を出てもナグプールに戻るのは8時。彼の頭の中の夕方はいつまでだろう。案の定ナグプールに到着したのは9時過ぎ。到着20分ほど前に件の知人に電話、後に20分で行けると伝えると、相手もなんのためらいもなく、待ってますとの返事。時間感覚の意思疎通が図られている人間同士には労することもないが、そうでない人間には胃の痛い思いです。
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2006年8月30日(水)
No.18
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