如是我想

2007年7月の日記

2007年7月11日(水)
停電
停電
日本に滞在した6月上旬、テレビを見ていると、パキスタンで停電のために暴動が発生したと、報じられていました。そうして司会者が、40度も超えて、電気が無ければエアコンも使用できずに頭がボーットして、暴動も起きますよねと言っていました。確かに梅雨の時期であっても、夏のような暑い一日でしたので、司会者として、暑くては大変だろうとの慰めの言葉だったと思います。ここマハラシュトラ州でも停電は日常茶飯事、禅定林近郊の村にいたっては、一日6時間以上の停電。農家の人が、停電のため水をくみ上げることができず、続けて不作のために、種や肥料購入のためにした借金が返済できず相次いで自殺者が出ています。農家は農作物のために電気を欲しがり、学生は豆電球一つでいいから、夜思う存分勉強するために電気が欲しいと思っています。停電一つにしても、普段の生活が諸外国とかけ離れている、日本では電気による最上の便利を想像し、パキスタンやインドの人たちは、生きるための最低限の電気を望んでいます。エアコンがすぐ頭に浮かぶインドの人には、停電はよそ事です。なぜならば、彼らは停電しても、屋敷中の電気がつき全てのエアコンが作動できるだけのじか発電機を持っています。
2007年7月11日(水)  No.40

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shiromuku(fs2)DIARY version 3.01